なないろ通信

雑談力について

雑談などと言うのは、誰でもできるし特別なテクニックなどないものだと思っていたが、明治大学教授の斎藤孝さんが「雑談力が上がる話し方」(ダイヤモンド社)という本を出版された。

齋藤先生によると「雑談とは、会話を利用して場の空気を生み出す技術のことで、会話というよりも“人間同士のお付き合い”に近い」のだという。いわゆるトークでもなく会話術でもない。

そして、雑談のルールとして「中身がない」ことに意味がある、「結論はいらない」、訓練すれば誰でもうまくなるなどを挙げている。

考えてみれば、井戸端会議という日本語が昔からある。あれなどは雑談の最高の訓練場だったかもしれない。今はメールやスマホを使った様々なツールが利用されているが、生で会って話をするというのは人間にとってとても大切なことだと思う。
千葉県の流山市にひだクリニックという精神科のクリニックがある。クリニックだけでなく多機能型事業所や就労継続支援B型事業所など様々な事業展開をしている。心理教育が有名で(るえか式)利用者さんの35%が統合失調症、クリニックの周りに120人の利用者さんが一人暮らしをしているなど全国でも例がないユニークな取り組みをされているクリニックである。

昨日そこの家族会の会長さんと話をさせていただいた。とても明るくてお元気な方だったが、子どもさんが発症した当初は、悩んでとても暗かった、それが家族会に参加して同じような親御さんと会えるのでドンドン楽しくなってきた、ということだった。ここには書ききれない様々なできごとがあったそうだが、これも雑談力による家族の回復ともいえるかもしれない。

もっともっと雑談を楽しみましょう。

院長 阪中明人

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