なないろ通信

「天知る、地知る、我知る、人知る」

この言葉の出展は中国の後漢書にある、楊震(ようしん)と言う清廉な政治家の話である。高位の政治家であった楊震の家に夜になって以前彼が世話をして出世をした人物が金をもって来た。受け取ろうとしない楊震にその客は「夜ですし、誰も見ているものはおりません。お受け取りください」と言うと楊震は上の言葉を返すのである。
「あなたは誰も知らないというが、天が知っている、地が知っている、私も知っている、あなたも知っている」客はこの言葉に恥じて帰って行ったという。

私達が賄賂をもらうことはないだろうが、この言葉は現代に生きる私たちにも大切なことを教えてくれる。「誰も見てないからいいや」とか「あの人にはわからないだろう」と言う気持ちでごみをポイ捨てしたり、人の陰口を言ったりすることがあるが、この言葉を知っていれば、自分に歯止めができる。大切にしたい言葉である。
今の時代、故事成語というのはあまり顧みられていないが、多くの日本人のメンタリティの根底にまだまだこういう文化のエッセンスが残っていると思う。

院長:阪中明人

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