なないろ通信STAFF BLOG

2月3日の朝日新聞で東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太教授が「オンラインの会話心は通じるか」のタイトルで面白い実験結果を紹介している。学生を5人一組にして、勉強や趣味をテーマに、対面とオンラインで会話してもらい、脳の活動を比較した実験である。
良いコミュニケーションがとれているときはメンバーの脳活動がシンクロするのだそうである。対面で顔を見ながら会話しているときは、5人の脳活動の周波数はシンクロしているそうである。オンラインでは一切それが見られなかったという。
「脳活動が同期していないということは、オンラインは、脳にとってはコミュニケーションになってないということ。つまり、情報は伝達できるが感情は共感していない、相手とは心がつながっていないということを意味する」と書いておられる。
これは注目すべき実験結果である。私は昔人間で、オンラインで相手と話したとき何か違和感を感じていたのだが、この共感がキーワードになるかもかもしれない。今後の川島教授の研究を期待したい。

院長