なないろ通信STAFF BLOG

剣山の「コリトリ」の不思議

2018.04.07

剣山(つるぎさん)は徳島県の三好市東祖谷、美馬市木屋平、那珂町木沢の間に位置する標高1,955メートルの山で、日本百名山の一つに数えられています。私はまだ登ったことありませんが。

その剣山の山頂に至る登山道の一つに「コリトリ」という不思議な地名の場所があるそうです。「コリトリ」に至るまでは、国道438号線に沿って、四国の田舎道には場違いな立派な道路標識が「コリトリKoritori 10.5㎞」「Koritori 10㎞」「コリトリKoritori 9.5㎞」・・・・といったぐあいに、500mおきに設置されているそうです。ローマ字表記のものと、ローマ字とカタカナ表記のものが交互に設置されているとか。国道438号線であることを知らせる国道標識はめったにないのに、「コリトリ」を案内する標識は500mごとにある。不思議ですね。

最後は「Koritori 1㎞」「コリトリ 0.5㎞」という標識だそうです。
で、その「コリトリ」とは剣山の一の森近くの谷川が流れている何の変哲もない場所だということです。そこには「富士の池登山口という立て看板に「垢離取 コリトリ」という漢字を書いた木片がはりつけられている。「垢を離して取る」という意味でしょうか。

なぜそんな変哲もないところのために20本もの立派な標識を立てる必要があるのか。
謎ですね。剣山に登るのも楽しみですが、その「コリトリ」の道路標識、一度見てみたいと思います。
《さらにご興味のある方は「合気の道」保江邦夫著(海鳴社)に詳しく書いています》

院長:阪中明人