なないろ通信STAFF BLOG

水木しげる著「水木しげるの古代出雲」（角川書店）と梅原猛著「葬られた王朝古代出雲の謎を解く」（新潮文庫）を交互に読んだ。久々の知的興奮を感じた。

私は古代出雲については大国主命とそれに関するいくつかの神話しか知らなかった。ただ、出雲大社に参拝したときにあまりの荘厳さに感動した記憶があった。

水木先生が古代出雲のことを描こうとしたしたきっかけは約30年にわたって古代人らしき青年が夢の中にちょくちょく現れるようになったからだという。そして平成24年に上記の本を出版してからその謎の青年が夢に登場して「水木よ、私の思いをわかってくれてありがとう。私はもう二度と現れることはないだろう」と言ったという。

梅原先生はまた違った観点から綿密に考察を進めていく。お二人の古代出雲の考察はかなり似た結論になる。これからまた楽しみが増えた。

院長：阪中明人