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『「疲れない身体」をつくる本』齋藤孝著(PHP)を読んで

2015.10.07

過去に何回かご紹介したことのある、明治大学教授の齋藤先生の本です。第1章が「疲れない身体」をつくるで第5章が「疲れない心」をつくるです。
齋藤先生は、現代が「心やからだをあまり使わず、目と脳ばかりが興奮する時代になっている」と言います。その通りだと思います。
細かいことは同書に譲るとして、齋藤先生の基本的な考えは、「血液を流し、呼吸を流し、気を流し、ムダなものを流す。そうしてすべてがスムーズに流れれば、疲れも流れ去ります」ということです。
第5章では「意識の浪費が心を疲れさせる」として、『「沈黙」というものが人間には必要だと思います。なぜなら沈黙は心を癒す力を持っているからです。静かに音楽を聴くことも沈黙。本を読むことも沈黙。座禅も沈黙、静かに香りを嗅ぐのも沈黙です』と書かれています。
疲れを感じている方に是非お勧めの一冊です。