なないろ通信STAFF BLOG
「こころ」と「からだ」について
2014.09.07 今回は、神戸大学医学部精神神経科教授だった中井久夫先生の共著「看護のための精神医学」(医学書院)から上記の考察についてご紹介したい。
中井先生は今年80歳になられる。精神医学の世界では超のつく高名な方である。たくさんの著書を出されている。私はそのうちの数冊を読んだに過ぎないが、とても判りやすく、心に響く。
同書第2章「精神医療とはなんだろうか」に『「こころ」と「からだ」・・・考えすぎないための資料として』という一文がある。
そこで中井先生は、『精神科医療は単純に《こころ》の病気だけにかかわるだけではない。(中略)河合隼雄は「こころとからだの中間の病気です」と答えるようにしているそうだ』と述べておられる。
「こころとからだの関係はどうか」については、「考えすぎないための資料」を記すとして、
なかなか、頭の体操になる文章だと私は思う。